振れ、全振れについて(前編)

振れって悩ましいですよね。特に基準径(基準円筒)のみの面の振れ…。

シャフトみたいな基準円筒が長くとれる部品は、

偏心機+てこ式ダイアルゲージで測定した結果と3次元測定機で測定した結果との差が少ないですが、

基準となる円筒が短い部品って、かなり頭を悩ませます。

マンドレルに製品をセットする時ですら、傾いてセットしていないか相当気を使うじゃないですか?

3次元測定機で振れを算出する時には円中心(円筒中心)で算出するので、

0.001mmの中心ズレが振れ算出結果にすごく影響する事が多いんですよね。

0.001mmって同じワークを同じ様に測定しても、当たり前に出る誤差…

加工方法を確認してみても、全然悪くは無い…。

測定を職業にしている人には胃が痛くなるような悩みですよね。

(後編に続く)