三次元測定の基本です。 投影の考え方

今回は投影について説明したいと思います。

最近は自動投影されてしまう計測機器も存在しますので、

ユーザーご自身で投影を理解し検証する事が必要です。

 

投影とは?

Google等で検索すると、

物の影を平面に映し出すこと。また、その影。と記載されてました。

 

部品計測の時に置き換えて説明すると、

立体的な物(3D)を、指定の平面(2D)に映し出した寸法で計測する。

と言った感じでしょうか?!

 

投影を意識しないとどうなる?

簡単に言うと、誤判定に繋がります。

結果的に計測結果を正しく導き出していない事になるため、

大きなトラブルにまで発展してしまうケースがあります。

 

投影した場合としない場合の誤差って?

測定点Aと測定点Bを、投影しない場合の距離とYZ面に投影した場合の距離を書きました。

計測値の差に納得してもらえたのではないでしょうか?

そのため、計測結果を出す時には必ず『投影』を意識して算出する必要が有ります。

 

 

最近は角度の付いた複雑なワーク形状の部品が多く見られる様になりました。

複雑さと比例して、投影の考え方も難しくなります。

是非、ご相談ください。